台湾人の友人の誕生会に招待され、授業が終わってから人民大学に出向いた。
台湾の習慣では誕生日を迎える人が友人を招待して誕生会を開くらしく、彼は人民大学内のレストランの個室を予約していてくれた。
誕生日には食事をご馳走してもらえるのが普通な日本式に慣れていると、台湾式はなかなか大変だなぁと思ってしまう。ただし、俺が小学生のころは、誕生日には親しい友達を家に呼んで親がパーティを開いてくれたので、これと同じことかもしれない。
招待されたのは日本人ばかり5人で、彼を含めて6人の会。料理は全部で10品オーダーしてあり、彼によると6や10は非常に縁起のいい数字で、それより多くても少なくてもいけないという。台湾の人がみなこのような縁起を担ぐのか、それとも彼の性格によるものなのかはよく分からない。
彼は今日で数えの30歳になるということで、開会にあたり、40歳に向けての抱負を語ってくれた。我々が中国語を聞き取れない場合に備え、レジュメまで用意してくれていた。
誕生日をみんなから祝ってもらうのも嬉しいが、誕生会に招待してもらうというのもなかなか光栄なものである。